厚生労働省は9月30日、マイナ保険証のスマートフォン搭載を2025年春にも始めると明らかにした。米グーグル「アンドロイド」と米アップル「iPhone」で同時に利用できるようにする。対応するには医療機関側で現行の顔認証付きカードリーダーとは別の読み取り機器が必要となる。実証事業を経て普及をめざす。

スマホ搭載のマイナ保険証の場合、患者はまず顔認証付きカードリーダーの画面上でスマホによる手続きを選択する必要がある。新たに設置する専用リーダーにスマホをかざした後、画面上で情報提供に同意するボタンを押すと手続きが完了する。

同日に開いた社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会で公表した。マイナンバーカードそのものがなくても医療機関を受診できるようになるため、マイナ保険証の利用促進につながるとみている。

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