個人事業主への車両販売を通じ、自社の配送サービスの担い手を確保しやすくする

物流スタートアップのCBcloud(CBクラウド、東京・千代田)は1日、中古の貨物軽自動車の販売事業を始めたと発表した。企業や個人から車両を買い取り、個人事業主の貨物ドライバー向けに売り出す。年式が比較的新しく安価な車両を取り扱い、荷主企業とドライバーをつなぐ自社の配送サービスの担い手を確保しやすくする。

黒ナンバーの付いた軽バンなどの貨物向け自動車を販売する。専用サイトで購入を受け付け、書類での手続きを経て東京都内にあるCBクラウドの営業拠点で引き渡す。スズキの軽商用バン「エブリイ」(2020年式)の場合、販売価格は95万円と市場価格より5万円ほど安い車両などを用意する。

CBクラウドは、ドライバーが時間や条件に応じて仕事を選べる「ピックゴー」を展開し、短時間で働ける個人事業主を取り込んでいる。既存車両が壊れた場合は中古車が届くまで代車を貸し出し、収入を得る機会を失うことなく継続して働ける体制を整える。

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