ダイセキが1日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比2%増の48億円と第2四半期として過去最高だった。リサイクル燃料が堅調で「業績は計画を上回った」(山本哲也社長)という。子会社のダイセキ環境ソリューションが手掛ける土壌処理事業は前年同期の大型案件がなくなり落ち込んだが補った。
売上高は8%減の327億円だった。ダイセキ環境ソリューションの売上高が35%減ったことが響いた。ダイセキ単体の売上高は5%増えた。廃液処理の入荷量は台風の影響もあり1%減となったが、リサイクル燃料の伸びで吸収した。
同日、北海道苫小牧市に事業用地を取得したことも発表した。面積は4万4900平方メートルで取得額は数億円。国主導で先端半導体の製造を目指すラピダス(東京・千代田)が北海道千歳市に工場を建設中のため、半導体工場などからの廃液の受け入れ体制を整える狙いがある。
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