ウェブサイトやSNSなどのメッセージに詐欺の可能性がないかを生成AIがチェックする(アプリ画面のイメージ)

情報セキュリティー大手のトレンドマイクロは1日、スマートフォン向けの詐欺対策アプリを発表した。ウェブサイトやSNSなどのメッセージに詐欺の可能性がないかを生成AI(人工知能)がチェックする。手口が巧妙化する詐欺の被害を防ぐ。

「Trend Micro Check(トレンドマイクロチェック)」を同日から月額490円で提供する。ウェブサイトやテキストメッセージ、オンライン広告などのスクリーンショットを送信すると、詐欺の兆候が含まれていないかを生成AIが判定する。相談したい状況や質問を入力すると生成AIがチャット形式で答える。

AIで作られた「ディープフェイク」を用いたビデオ通話を検出したり、特殊詐欺の疑いのある電話への発着信時には警告したりする機能も備える。NTTタウンページとの連携により、知らない番号からの着信も画面上で通話先の情報を確認できる。

トレンドマイクロは3年間で100万人の利用を目指している。

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