象印マホービンが1日発表した2023年12月〜24年8月期の連結決算は、純利益が前年同期比31%増の48億円だった。炊飯器などの調理家電が好調だった。物流倉庫の移転に伴う固定資産売却益を特別利益に19億円計上したことも純利益を押し上げた。

売上高は6%増の657億円だった。炊飯器の最上位モデルの販売が堅調に推移するなどし、国内売上高は400億円と8%増えた。海外は台湾でオーブンレンジ、韓国で加湿器の販売が伸びた。

営業利益は7%増の44億円だった。為替の変動が9億円の減益要因となったものの、増収効果や販管費を6億円超削減した効果で吸収した。

24年11月期通期の業績見通しは売上高が前期比4%増の870億円、純利益は13%増の50億円とする従来予想を据え置いた。

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