仙台市で開かれた懇談会には、経団連の十倉会長や東経連・東北経済連合会の増子次郎会長など、およそ180人が出席しました。

この中では、ネット金融大手の「SBIホールディングス」が台湾の半導体大手「PSMC」と共同で計画してきた半導体工場の建設をめぐり、PSMCが事業への参画をとりやめることについて、東北経済連合会側から「大変な驚きと非常に残念な思いだ」といった意見が出されました。

一方で半導体関連の投資推進に向けて、経団連に協力を呼びかけました。

これに対し、経団連側は「半導体はDXの根幹で、国内投資を拡大していく中で障壁となるのがエネルギーだ。生成AIの普及などが進む中、新たなグリーン電力を安定的に供給することが課題で、原子力の最大限の活用が極めて重要だ」などと応じました。

懇談のあとの会見で、東北経済連合会の増子会長は「半導体工場を誘致するにはエネルギーだけでなく、水や人材なども必要で、今後に備えて自治体と連携してインフラ整備を進めたい」と述べ、引き続き地元への誘致に力を入れる考えを示しました。

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