患者情報や治療の進捗状況の管理などに利用できるアプリを開発している

歯列矯正サービスのフィルダクト(東京・港)は第三者割当増資で約3億円を調達した。同社は東京医科歯科大(現東京科学大)発のスタートアップで、患者の歯形に合わせて3Dプリンターで歯列矯正用のマウスピースを作成する。調達した資金は新たな症例に対応するための共同研究などに充てる。

第三者割当増資はベンチャーキャピタル(VC)のグローバル・ハンズオンVC、朝日メディアラボベンチャーズが引き受けた。フィルダクトのマウスピースを導入する歯科医院に提供している患者情報や治療の進捗状況を管理できるクラウドサービスの機能充実をはかる。

同社は歯科技工士の金子奏絵最高経営責任者(CEO)が2018年に創業した。今後は対応できる症例を増やし、導入する歯科医院を広げたい考え。

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