高田芳行氏の「お別れの会」には約1000人が献花に訪れた(4日、東京都千代田区)

空気圧機器のSMC創業者で4月に97歳で亡くなった高田芳行氏の「お別れの会」が4日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた。経済界を中心に約1000人の参列者が遺影に献花して故人をしのんだ。

高田芳行氏は1959年、焼結金属工業(現SMC)を創業。新製品の開発や生産技術の研究に没頭しながら、徹底的なコストダウンを追求した。2019年に経営の一線を退くまで強いリーダーシップを発揮し、工場の自動化に欠かせない空気圧機器の世界的企業に育てあげた。

長男でSMCの高田芳樹社長は「『お客様のご要望にはすべてお応えする』という創業者の精神を受け継ぎ、世界のオートメーション(自動化)を支える企業としてさらなる発展を目指す」とコメントした。

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