中国市場の低迷などが響き売上収益や営業利益は下方修正

安川電機は4日、2025年2月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比26%増の640億円になる見通しだと発表した。540億円としていた従来予想から100億円上方修正した。半導体や電子部品市場の回復遅れから売上収益や営業利益は下方修正したものの、中国の関連会社株の売却益など約240億円を計上し純利益は予想を上回る。

高性能なモーターなどに使われる「ネオジム磁石」の材料製造を手掛ける中国の煙台東星磁性材料の一部株式を同社の筆頭株主の煙台東星集団に譲渡することを決めた。安川電機の出資比率は29.9%から19.9%に下がり持ち分法適用会社から外れる。

売上高にあたる売上収益は前期比4%減の5530億円、営業利益は3%減の640億円でそれぞれ従来予想から270億円と60億円下方修正した。半導体や電子部品市場に加え中国市場全般の回復が想定より弱いことが影響した。

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