ヤンセンファーマの関口修平社長は日本で29年までに約50件の承認取得を目指すと明らかにした

米ジョンソン・エンド・ジョンソンは4日、医薬品事業の戦略を説明する記者会見を開き、日本で2029年までに新薬や既存製品の拡大も含め約50件の承認取得を目指すと明らかにした。炎症性腸疾患や、がん領域などで製品群を充実させる。

同社の医薬品事業であるヤンセンファーマの23年の日本での売り上げは、薬価ベースで約4170億円だった。成長率は前年同期比で約4%で、24年も薬価の引き下げの影響を受け1桁成長を維持する見込み。ヤンセンファーマの関口修平社長は「27年には2桁成長を目指す。我々の強みは世界最大規模の開発力と日本における実行力だ」と語った。

現在日本で承認申請中の炎症性腸疾患治療薬「トレムフィア」や、多発性骨髄腫治療薬「テクリスタマブ」などが貢献するとみている。肺がん領域にも新たに参入しており、24年9月には肺がん治療薬「ライブリバント」の承認を厚労省から取得した。

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