京都大学防災研究所の田中賢治教授らは10月、河川などの水資源の分析システムを開発するスタートアップのテラインサイト(京都市)を設立した。三菱商事の寄付による起業支援プログラムを活用した。上場企業などで今後広がるとされる自然環境関連の非財務情報の開示に役立つシステムの開発を目指す。

テラインサイトの今井義仁社長㊧と田中教授(京都市)

システムは降水量や水の蒸発量、工場での水使用などのデータを基に水資源の状態をモデル化して分析する。田中教授が約30年前から研究してきた成果を生かす。「京都大学・三菱商事 スタートアップカタパルト」と呼ぶ支援プログラムを活用して創業した。

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