観光の回復が追い風になった(那覇市のサンエー店舗)

沖縄の小売り大手、サンエーが4日発表した2024年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比6%増の59億円だった。3〜8月期としては過去最高。沖縄観光の順調な回復に伴い来店客数が増加、外国人観光客向け免税品の売り上げが大きく伸びた。

全体の売上高にあたる営業収益は5%増の1206億円だった。うち小売部門の売り上げは利益率の高い外食部門と衣料部門がともに8%増と好調だったほか、ドラッグ関連商品を含む住居関連部門も12%増と大きく伸びた。食品部門も3%増と堅調だった。

25年2月期通期の業績予想は据え置いた。営業収益は前期比4%増の2361億円、純利益は5%増の111億円を見込む。豊田沢社長は「インフレ下で商品価格はもう少し上がるかもしれないが、安心安全を担保しつつ接客を含め丁寧な対応をしたい。特に食品部門(の売り上げ)を落とさないようにしたい」と語った。

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