サカタのタネが4日発表した2024年6〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比42%減の11億円だった。欧州を中心に種子の販売が伸びたものの、7月以降の急激な円相場の上昇で為替差損が発生した。ブラジルで野菜種子などの生産・販売を担う子会社が洪水被害を受け、2億6300万円の特別損失を計上した。

売上高は10%増の209億円、営業利益は17%増の27億円だった。国内は猛暑が続き、遮光遮熱資材などの販売が好調だった。為替差損4億4500万円を計上した結果、経常利益は25億円と16%減った。

売上高が前期比5%増の935億円、純利益が51%減の80億円とする25年5月期通期の業績見通しは据え置いた。

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