万博関係者向けに顔認証の入場ゲートを設置する

パナソニックコネクトと大日本印刷は7日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)に顔認証を使った関係者向け入場ゲートを30台納入すると発表した。運営職員やボランティアスタッフなどの入場を管理する。QRコードが記載された入場許可証と併用することで、なりすましなどの不正入場を防ぐ。

パナコネクトは顔認証による入場管理機能を付与したゲートを納入する。大日本印刷は入場許可証の発行業務などを担う。ゲートは25年3月から運用を開始する。万博関係者は多い時で1時間に5000人以上が会場を出入りするとみられる。盗難された入場許可証などで関係者以外が不正に入ってくることを防ぎながら、円滑にゲートを運用する必要があった。

パナコネクトは万博開始にあわせ、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の改札機にも顔認証システムの導入を進めている。万博を好機ととらえ、自社の技術を広くアピールしたい考えだ。

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