イオンモールは国内店舗の来店客数が回復した(埼玉県上尾市のイオンモール上尾)

イオンモールが8日発表した2024年3〜8月期の連結決算は純利益が前年同期比14%減の90億円だった。営業増益だったが、子会社が運営するファッションビルの閉鎖などに伴う特別損失が膨らんだ。

売上高にあたる営業収益は5%増の2222億円と過去最高を更新した。営業利益は10%増の268億円だった。セグメント別の営業利益は国内事業が14%増だった。国内ショッピングモールで夏の集客イベントが奏功したほか既存店の改装も寄与した。国内既存店の来店客数は3%増、既存モールのテナント専門店の売上高は6%増だった。

海外事業の営業利益は1%減だった。中国の一部店舗を閉鎖したのが主因。インドネシア既存店ではテナントの出店が進み、ベトナムの既存店も回復した。

イオンモールの大野恵司社長は8日、5月の就任後初めて決算会見に臨み「お客様がモールに来てどう時間を使って楽しんでもらうかに注力し、既存店を『時間消費型』に変えていきたい」と語った。

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