コメダホールディングス(HD)が9日発表した2024年3〜8月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比3%増の29億円だった。上期として過去最高だった。アプリを使った販売促進や期間限定メニューの投入で客足を伸ばした。4月に店頭メニューの値上げも実施し採算が改善した。

売上高にあたる売上収益は8%増の230億円だった。主力の「コメダ珈琲店」は都心部などで新たに30店舗を出店した。看板スイーツの「シロノワール」は抹茶を使った期間限定品を提供し、販売が好調だった。

通期の業績予想は据え置いた。売上収益は前期比5%増の454億円、純利益は6%増の63億円を見込む。コーヒー豆相場が高止まりしており、同社は9月からフランチャイズチェーン(FC)加盟店への卸売価格を引き上げた。

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