日本の中古車は輸出向け需要が強い

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が10日発表した4〜9月の中古車登録・届け出台数は前年同期比1%増の311万6106台だった。日本車はロシアや中東、アフリカなどからの需要が強く、取引相場は高値で推移している。

自販連がまとめた4〜9月の中古車登録台数は2%増の177万2717台だった。全軽自協が発表した同期の軽中古車販売台数は0.5%減の134万3389台となった。9月単月の中古車登録・届け出台数は前年同月比2%減の51万2881台だった。

中古車オークション運営のユー・エス・エス(USS)によると、9月の成約台数は前年同月に比べて2%少なかった。成約車両単価は124万円と前年同月より15%高く、11カ月連続で前年同月を上回った。

中古車は7月までの円安局面で海外からの引き合いが強く、取引相場が高いうちに車を手放す動きがあった。円の下落基調が一服した後も輸出向け需要は底堅く、相場は高水準を維持している。

【関連記事】

  • ・中古車競売価格、9月15%高 需要旺盛で高止まり
  • ・8月の中古車登録・届け出5%減、新車の買い替え減少で

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。