ゲオHDはオリジナル商品の販売に力を入れる(9日、東京都港区)

ゲオホールディングスは10日、プライベートブランド(PB)商品として冬向けの衣料品6品を発売した。スウェットや靴下をそろえる。PBは家電中心で衣料品の販売は1品目のみだった。衣料品の販売を広げてPB事業を拡充し、縮小が続くDVDやCDのレンタル事業を補う。

発売したのは冬向けの衣料品として「あったかスウェットセットアップ」(1098円)や「暖猫堂 極あったかソックス1足」(878円)など6品。価格を競合する類似の商品の3分の1程度に抑えたという。国内企業を介さずに海外工場から直接仕入れることで低価格を実現した。

ゲオHDは2017年にPBの販売を始めた。これまでは家電や雑貨が中心で、17年に発売した「完全ワイヤレスイヤホンシリーズ」(3278円)は累計で430万個を販売した。「ホテルSTYLEまくら」(1098円)や「ミニキャリーポーチ」(1815円)などの雑貨も売れ筋だ。

ゲオは国内でレンタル事業を中心に据える974の店舗を直接運営しており、そのうちPB商品の販売構成比が高い「バラエティストア型店舗」が160店舗ある。今後、他の既存店でもPBの販売に力を入れる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。