青森市の「JR青森駅東口ビル」が26日開業した。10階建てで延べ床面積は約1万7800平方メートル。県都の新しい顔として、にぎわい創出をめざす。この日は1階から4階の一部がオープンした。残る10階まではホテルが入り、7月11日に営業を始める。
1階から3階までは商業施設「&LOVINA(アンドラビナ)」が入居し、雑貨店や飲食店など20店舗が出店した。
4階の一部には青森市の「青森市民美術展示館」と、青森県に所在する世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の8つの遺跡を興味深く伝える県の施設「あおもり縄文ステーション じょもじょも」が入居した。
午前11時のオープン前のセレモニーで、青森県の宮下宗一郎知事は「青森駅は青森県、青森市の交通結節点。この新しい拠点が開く青森県、青森市の未来に期待している」と述べた。
JR東日本盛岡支社の久保公人支社長は「にぎわいの創出だけでなく、新しい青森を感じてもらえる施設をめざしたい」と挨拶した。
JR東日本と青森県、青森市、青森商工会議所の4者は連携して青森駅周辺のにぎわいづくりに取り組んでいる。JR東日本は旧青森駅東口駅舎跡地を活用して工事を進めてきた。
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