日銀は、全国の20歳以上を対象に「生活意識に関するアンケート調査」を3か月ごとに行っていて、今回は9月3日までのおよそ1か月で2100人余りから回答を得ました。

それによりますと、1年後の物価について今よりも「上がる」と回答した割合は前回と比べて1.9ポイント減ったもの、85.6%となりました。

5年後の物価については「上がる」と回答した割合は1.6ポイント増え、83.6%となりました。

5年後の物価が「上がる」と答えた人に複数回答で理由を尋ねたところ
▽「最近、物価が上がっているから」が76.5%で、4.4ポイント減りましたが
▽「中長期的に物価は上がるものだから」が36.5%で3.2ポイント増え、中長期的な物価上昇を想定する人が増えていることがうかがえます。

また、今の暮らし向きについて
▽「ゆとりが出てきた」という割合は5.3%だった一方
▽「ゆとりがなくなってきた」という割合は52.7%と、依然として半数を超えていて、物価と賃金の上昇が続く循環を実現できるかが焦点です。

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