NECは26日、2025年3月期の連結業績について、買収などの一時的な利益・費用を除く調整後純利益(国際会計基準)が前期比7%減の1650億円になりそうだと発表した。前期に生じた税金費用の一時的な減少の反動が出る。配当は20円増配し年140円とする。
売上高にあたる売上収益は3%減の3兆3700億円。デジタルトランスフォーメーション(DX)関連の需要を追い風に、主力のIT(情報技術)サービス事業が伸びるものの、前期に日本航空電子工業を非連結化した影響が表れる。
調整後営業利益は、14%増の2550億円を見込む。前期は棚卸し資産の評価替えやシステム構築プロジェクトの一部の採算悪化などで、一過性の費用が発生した。その費用が解消する。
同日発表した24年3月期の連結決算は売上収益が前の期比5%増の3兆4772億円、純利益が31%増の1495億円だった。
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