第一三共ヘルスケアの解熱鎮痛薬「サリドンA」が自主回収の対象

第一三共ヘルスケアは15日、解熱鎮痛剤「サリドンA」の一部ロットについて自主回収を発表した。有効成分のカフェイン水和物の量が、使用期限内に承認規格の下限値を下回ることが確認されたため。約3万1400箱が対象となる。健康被害は報告されていない。

対象となるのは出荷時期が2021年11月〜22年5月の製品。使用期限が25年6月で、製造番号が「210230」のものが回収の対象となる。製品の箱の底面や薬剤の包装から確認できる。

医薬品の安全性や安定性を確認する定期的な試験で発覚した。今回は製造後3年目に実施する検査だった。同社は「今回の事象で重篤な健康被害が発生する恐れはない」としている。

回収は第一三共ヘルスケアお客様相談室で、電話(0120-337-336)により受け付ける。受付時間は土日祝を除く午前9時から午後5時まで。15〜17日は午後6時まで延長する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。