15日から中国南部の広東省広州で始まった「広州交易会」は、家電製品や機械、自動車などの中国製品を外国企業などに売り込む大規模な国際見本市で、主催者によりますと、ことしは外国から13万人を超えるバイヤーが訪れます。
会場では、東南アジアやヨーロッパなど各国のバイヤーたちが出展した企業の担当者から製品について話を聞いたり、商談を行ったりする様子が見られました。
中国の輸出額は先月まで去年の同じ月と比べて6か月連続で増加していますが、欧米でEV=電気自動車など、中国製品に対し、関税を引き上げる動きが出ていて、先行きには不透明感が広がっています。
欧米や日本向けに家庭用の防犯カメラを輸出している企業の担当者は「懸念はあります。このため私たちの企業では、中国と各国との貿易関係を常に注視し、全世界的な貿易を行うようにしています」と話していました。
中国では不動産不況の長期化などを背景に内需の停滞が続く中、輸出が景気のけん引役として期待されていて、見本市が輸出の拡大につながるか注目されています。
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