福岡市地下鉄はマスターカードのクレジットカードによるタッチ決済に対応する

福岡市地下鉄は16日、マスターカードのクレジットカードによるタッチ決済に対応すると発表した。17日から空港線と箱崎線、七隈線の全36駅で利用できる。すでにビザやJCB、アメリカン・エキスプレス、銀聯など6つの国際ブランドに対応しており、マスターカードが加わることで全ての国際ブランドが利用できるようになる。

タッチ決済は乗降時にクレジットカードを専用端末にかざして運賃を支払う仕組み。福岡市では2022年5月から導入を始め、23年3月に全駅に拡大した。タッチ決済による乗車として全ての国際ブランドに対応するのは全国初という。

同日記者会見した福岡市の高島宗一郎市長は「海外の人にとって毎回きっぷを購入するのは大変だ。便利に地下鉄に乗ってもらい、福岡のいろいろな場所に行ってもらえたら」と期待を述べた。

1日からは、クレジットカードのタッチ決済を使うと1カ月あたり1万2570円で全線乗り放題になるサービスも始めた。月初めの1日から末日までの合計金額が1万2570円を上回っても、それ以上請求されない。金額は既に販売している1カ月乗り放題の定期券料金に合わせた。

福岡市地下鉄では23年7月、1日あたり640円で乗り放題になるサービスを開始。普段は地下鉄を定期利用しない市民やインバウンド(訪日外国人)へのタッチ決済の普及を進めてきた。

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