サントリーホールディングス（HD）は17日、コンテンツ制作を手がける米スタートアップのアイコニックアーツに出資したと発表した。アイコニックアーツは商品やブランドの宣伝に物語を利用する「ストーリーテリング」手法を得意とする。2025年以降に発売する酒類品のマーケティングに新しい手法を取り入れる。
出資額は非開示。アイコニックアーツは23年の設立。ハリウッドを拠点にしており、映画製作の経験を持つ社員が所属している。市場調査やコンセプト設定など商品の宣伝コンテンツの企画構想段階には生成AI（人工知能）を活用しており、コストを抑え、短期間でコンテンツ制作ができるという。
サントリーHDは21年6月、スタートアップ企業への投資を通じて新たな成長分野の創出を目指す「未来事業開発部」を新設した。アイコニックアーツへの出資は11件目となる。
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