北陸鉄道は金沢市中心部の主要観光地をめぐる循環バスで完全キャッシュレスの実証運行を始める

北陸鉄道(金沢市)は17日、金沢市中心部の主要観光地をめぐる循環バス「城下まち金沢周遊バス」で、11月1日から完全キャッシュレス化の実証運行を始めると発表した。期間は2025年2月末までの4か月間。キャッシュレス化による運転手の負担軽減やバス停での停車時間削減などに向け、実証運行を通じて課題を把握する。

国土交通省が7〜8月に公募した「完全キャッシュレスバス実証運行」に選ばれた。全国では北陸鉄道を含めた18事業者が同様の実証運行を実施する。城下まち金沢周遊バスはすでにクレジットカードや全国交通系ICカードによるタッチ決済ができるようになっているが、現金決済も継続していた。

人口減少などにより地域の交通事業者の経営環境が悪化していることを踏まえ、国交省の担当者は「現金コストの削減による経営改善などが必要」としている。北陸鉄道は同期間には現金決済ができない旨の周知を進める。

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