18日午前の東京外国為替市場の円相場は、米国の景気が底堅いとの見方から円売りドル買いが優勢となり、8月1日以来約2カ月半ぶりに一時1ドル=150円台を付けた。17日発表の9月の米小売売上高が予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースが緩むとの観測が広がった。

 一方、財務省の三村淳財務官は18日朝に「高い緊張感を持って注視していきたい」と急速な円安進行をけん制。財務官発言が伝わった後は1ドル=150円を挟んで売り買いが交錯した。市場関係者は「利益確定のドル売りも出やすかった」と指摘した。

 午前10時現在は前日比29銭円安ドル高の1ドル=150円05~06銭。(共同)

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