ドローンに水素を充塡する装置はトラックに搭載できる(17日、福島県郡山市)

福島県南相馬市に開発拠点を持つスタートアップ、ロボデックス(横浜市)はドローン(小型無人機)に水素燃料を供給する小型の充塡装置を開発した。トラックに載せて飛行場などに運び、現場でドローン用の小型ボンベに水素を充塡できる。

18日まで同県郡山市で開かれた「ふくしま再生可能エネルギー産業フェア」で公開した。

ロボデックスは水素燃料で飛行するドローンを開発している。水素の小型ボンベ1本で約2時間飛行できる。開発した充塡装置は小型ボンベなら30本充塡できる。

蓄電式のドローンと比べ航続距離は2〜3倍長いが、水素で長時間飛行するにはこれまで、水素を充塡してある交換用ボンベを持ち運ぶ必要があった。

同社は東日本大震災からの復興を後押しする福島イノベーション・コースト構想推進機構(福島市)からの支援を受けた。装置を搭載したトラックを南相馬市にある福島ロボットテストフィールドで運用して、ドローンなどに供給する実験を続ける。

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