東京都心に生コンクリートを供給するメーカーで組織する東京地区生コンクリート協同組合(東京・中央)がまとめた9月の生コン出荷量は、前年同月比8.2%減の21万5816立方メートルだった。2カ月連続で前年を下回った。

高層ビルの建設に使う軽量コンクリートの出荷減少が響いた。軽量コンの製造に必要な骨材(砂や砂利)の調達が難しく、軽量コンを出荷できない期間が生じた。さらに軽量コンの流し込み作業が進まなかったため、普通コンの使用予定を見送った現場もあったという。骨材の供給は今後も増えにくい見通しで、10月以降も生コン出荷量を下押しする可能性がある。

4〜9月の出荷量は前年同期比1.1%増の131万4927立方メートル。工事案件はあるが骨材不足や夏場の天候不順で出荷が進まなかった。

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