配信ゲームやトレーディングカードが好調だ

バンダイナムコホールディングスは23日、2025年3月期の連結純利益が前期比8%増の1100億円になる見通しだと発表した。20%減の810億円としていた従来予想から290億円上振れし、一転して最終増益となる。

デジタル事業では家庭用ゲーム「ELDEN RING(エルデンリング)」で6月に配信を始めた追加ダウンロードコンテンツが伸びる。スマートフォン向けに5月から提供する新作ゲーム「学園アイドルマスター」の利用も好調だ。

売上高は10%増の1兆1500億円と、従来見通しから700億円増える。玩具関連では「ONE PIECEカードゲーム」や「ドラゴンボール スーパーカードゲーム フュージョンワールド」など、人気の知的財産(IP)を活用したトレーディングカードゲームの人気が続く。プラモデルなど大人向け商品も伸び、営業利益は76%増の1600億円と想定を450億円上回るとした。

同日、24年4〜9月期の業績予想も上方修正した。連結売上高は前年同期比22%増の6100億円と見通しから550億円、純利益は53%増の800億円と計画から200億円、それぞれ上回ったようだとした。

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