ホンダは米国でリコールが続いている(写真は23年式「アコード」HV)

【ニューヨーク=川上梓】ホンダは米国でセダン「アコード」や「シビック」、多目的スポーツ車(SUV)「CR-V」など3車種約72万台を対象にリコール(回収・無償修理)を実施する。米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が23日までに明らかにした。燃料ポンプが不具合で割れ、燃料漏れが起きる可能性があるという。

NHTSAの報告書は14日付で、対象車種は23〜24年式「アコード」のガソリンエンジン車とハイブリッド車(HV)、25年式「シビック」のガソリンエンジン車とHV、23〜25年式「CR-V」のHV。

高圧燃料ポンプにひびが入り、燃料が漏れる可能性がある。負傷者や事故の報告はないとしている。ホンダは不具合のある燃料ポンプを交換する。燃料ポンプはいずれも日立アステモ製。

ホンダは8日にもステアリング部品の不具合で米国でシビックやCR-Vなど、約170万台のリコールを実施している。対象車種ではハンドルを操作するステアリングの中にあるギア部品に不具合があった。いずれも部品は日立アステモ製だった。

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