ホウライは25日、栃木県那須塩原市で運営する「那須千本松牧場」でレストランと売店が入る新館を開く。牧場の牧草を練り込んだ壁材を使い、敷地内で湧く温泉水を床暖房に生かすほか、屋根に太陽光発電パネルを設けて環境に配慮した。創業理念の「自然との共生」を体現し集客増を狙う。
新館は旧レストランの向かいに建て、木造平屋で面積約1490平方メートル。レストラン入り口には酪農の土作りで掘り出した石を飾り、伐採した木材の一部を売店の展示台に再利用する。同社担当者によると牧場への年間来場客は約80万人だが、1年以内に1割増を目標とする。
レストランは牧場を一望できテラス席もある。ジンギスカンなど従来メニューに加え、新たに「千本松牧場牛100%ちぎりハンバーグ」(1980円)を提供する。乳製品や菓子・雑貨など約450種類を扱う売店でもプリンなどの品ぞろえを強化。レストランと売店の間の広場でイベントも随時開く。
寺本敏之会長は牧場を「那須塩原のランドマーク」とし、施設刷新で「多くの人に来てもらい那須地域を盛り上げたい」と話した。旧施設は解体し、跡地を整備して2025年4月にグランドオープンを予定する。
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