液晶テレビ製造などを手がける船井電機(大阪府大東市)が24日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。破産管財人の弁護士や帝国データバンクによると、負債総額は約462億円。テレビ事業は、中国メーカーの台頭で価格競争が激しくなり、売り上げが減少していた。
脱毛サロンを買収し、経営の多角化を図ったが、約1年後に売却。ネット広告会社が東京地裁に株式の仮差し押さえを申請して認められるなど経営の混乱が続いていた。
船井電機は、ヤマダ電機に「FUNAI」ブランドで液晶テレビなどを独占的に販売。2005年3月期には売上高約3536億円を計上した。(共同)
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