幕張メッセで始まった展示会には、およそ930の企業や団体が参加し、環境に配慮した最新の技術や製品などを紹介しています。

このうち、アルミニウムを扱う化学メーカーは、マイクロプラスチックを含まない化粧品に使える新たな素材を開発しました。

大きさが5ミリ以下のマイクロプラスチックは海洋汚染の原因となるため、代替素材の開発が求められています。

新たな素材は洗浄力があるうえ、メイクの持続性を高める効果も期待できるということです。

また、自動車の塗装を手がける会社は、従来のスプレーの代わりにフィルムをはって塗装する新たな技術を開発し、塗装にかかる二酸化炭素の排出量を75%削減できるとしています。

このほか、鉄鋼メーカーは製造段階で電気炉を活用するなどして二酸化炭素の排出量を削減したグリーンスチールを展示していました。

主催した団体の土屋勝利事務局長は「素材メーカーは製造工程で二酸化炭素を多く排出してしまう部分もあるが、脱炭素に向けて研究開発に力を入れており、私たちも協力していきたい」と話していました。

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