パナソニックホールディングス(HD)グループのパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)は12日、押し歩き機能付きの電動自転車に幼児も乗せられるようにすると発表した。新商品を6月上旬に発売する。歩く速度や地面の傾斜などをセンサーで感知し、モーターによるアシストの力を調整することで、利用者の負荷を軽減する。
商品名は「ギュット・アニーズ・DX・押し歩き」。サドルを引き上げ、ハンドル横の専用ボタンを押しながら自転車を押して歩くと、モーターのアシスト機能が発動する。後ろに乗っている子どもが引き上げたサドルの下に手を挟まないようカバーも着けた。希望小売価格は18万3000円。年間2万台の販売を目指す。
2019年の道路交通法改正により、一定の条件を満たせば、電動自転車の押し歩き時にモーターを使った加速の補助が可能となった。パナサイクルは21年に押し歩き機能の付いた1人乗り用の電動自転車を発売した。幼児を乗せられるタイプにも押し歩き機能を付けてほしいという消費者からの要望を受けて開発していた。
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