アメリカでは今月、マクドナルドが販売した「クォーターパウンダー」という名前のハンバーガーに関連して腸管出血性大腸菌O157による食中毒が起き、70人以上に症状が確認され1人が死亡しました。
会社は、外部の業者の工場から提供を受けていたタマネギが関係している可能性があるとする一方、肉の部分からは大腸菌が検出されなかったとして近く販売を再開する方針を示しています。
この問題についてクリス・ケンプチンスキーCEOは29日、電話による決算会見で「お客様が経験したことについておわびする。この問題はすでに収束したと考えているが、顧客との関係を再構築する必要がある場合には多くのことをする準備ができている」と述べ、信頼回復に向けた取り組みを進める考えを示しました。
一方、マクドナルドが発表したことし7月から先月までの3か月間の決算は、売り上げが前の年の同じ時期と比べて2.7%増えて68億7300万ドル、日本円でおよそ1兆500億円となりました。
節約志向の高まりを受けて、アメリカで展開している税抜きで5ドル、日本円でおよそ770円のセットメニューの販売が好調で、業績を下支えした形です。
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