トヨタ自動車が30日発表した2024年度上半期(4~9月)の世界販売台数は、前年同期比2.8%減の502万8830台となり、上半期としては2年ぶりに前年を割り込んだ。価格競争が激化する中国市場での苦戦に加え、日本では「プリウス」のリコール(回収・無償修理)や認証不正問題による生産停止が響いた。
地域別で見ると、中国は13.7%減の86万6541台、日本は9.3%減の71万6588台。北米と欧州はハイブリッド車(HV)などに支えられ堅調だった。ダイハツ工業、日野自動車を含めたグループの世界販売台数は4.0%減の537万3314台で前年を下回った。
30日に発表した9月単月の国内生産は、台風10号による工場の一部停止が響き、前年同月比10.6%減の27万7915台と2カ月連続で減少した。
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