ファミリーマートは30日、商品に貼る値引きシールのデザインを刷新して食品ロスの削減につなげる実証実験を始めた。値引き額を表示するだけでなく、おにぎりのキャラクターが「たすけてください」と涙目で訴えるイラストを採用した。消費者の感情に働きかけ、値引き商品の購入率を高める。
実験は東京都と神奈川県の6店舗で、11月26日まで4週間実施する。おにぎりや弁当に貼る値引きシールのデザインを新しくしたほか、店頭のポスターでも食品ロスの削減を呼びかける。値引き商品の購入率が従来より5ポイント高まれば、1店舗あたり年間で約200キログラムの食品廃棄を削減できるという。
30日に都内の店舗で開いた説明会で、ファミマの岩崎浩執行役員は「感覚や情緒に訴えかけるイラストで、お客様の行動変容につなげたい」と話した。
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