無人店舗では客は支払いが終わるとゲートが開き退店できる(イメージ)

東日本高速道路(NEXCO東日本)は30日、11月21日に上信越自動車道の東部湯の丸サービスエリア(SA)下り(長野県東御市)で無人決済店舗を開くと発表した。無人店舗は全国の高速道路のSAとパーキングエリア(PA)で初めて。市街地から離れた場所で24時間営業するSA・PAでの深刻な人手不足の緩和につなげる。

子会社のネクスコ東日本エリアトラクト(東京・港)を通じてサービスエリアの商業施設内に15平方メートルの無人店舗を設ける。カメラ20台を設置し、商品棚に重量検知センサーを置く。客がレジの前に立つと自動で手に取った商品と金額が表示され、支払いが終わるとゲートが開いて退店できる。

無人決済システムのTOUCH TO GO(タッチトゥゴー、東京・港)が開発したシステムを採用した。24時間営業で食品や飲料、土産物をそろえる。運用効果を踏まえて他のSA・PAでの導入を検討する。

SA・PAは山間部に位置する施設も多く人手の確保が難しい。夜間の営業を停止する店舗もあり、自動販売機の活用などを進めてきた。NEXCO東日本の吉見秀夫サービスエリア・新事業本部長は「不足する人手を補い、多様化する顧客のニーズに応えていきたい」と意気込む。

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