日立製作所は10月30日に、ことし4月から9月までのグループ全体の半年間の決算を発表しました。

それによりますと、
▽売り上げは4兆5459億円で8%減りましたが
▽最終的な利益は2922億円と39%増えました。

自動車関連部品を扱う会社が連結の対象から外れたことから、売り上げは減少しましたが、海外を中心としたデータセンターの関連事業が好調だったことや、送配電設備の更新などの需要の高まりから利益が伸びました。

また、会社が事業の柱の1つと位置づけるAIや、DX=デジタルトランスフォーメーションに関連した事業では、AIを活用した鉄道の運用システムや企業のAI導入に向けたサポート事業が伸び、売り上げは1兆3000億円余りと、前の年度の同じ時期と比べて21%増えたということです。

加藤知巳CFOは、記者会見で「データセンター関連事業は、変圧器やストレージなどチャンスが大きい。今は海外のほうが需要が大きいが、国内のデータセンター事業者とも連携をしているので今後、国内需要も期待できる」と述べました。

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