王将フードサービスが31日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同月比5%増の52億円だった。4〜9月期としては4年連続の増益。50億円を超えるのは10年以来14年ぶり。中華料理チェーン「餃子の王将」で、ギョーザなどの主要メニューを値上げしたことが収益増に寄与した。売上高は8%増の538億円と3年連続で最高を更新した。
4〜9月期の純利益は土地売却益4億6300万円を計上した前年同期の反動で6%減の36億円となった。2025年3月期通期は純利益が前期比1%増の79億円、売上高が8%増の1098億円とする従来予想を据え置いた。
ギョーザなどの値上げと並行して、精算時のスタンプの数に応じて料金を割り引く会員向けサービスなどを展開。客単価と客数の双方が伸びた。
同日の記者会見で渡辺直人社長は「値上げに見合った新たな付加価値を提供することを心がけてきた」と述べた。従業員向け調理研修の実施やレシピの見直しで料理の味を向上させたことも好調な業績につながったという。
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