NTNは31日、2025年3月期の連結最終損益が160億円の赤字(前期は105億円の黒字)になる見通しだと発表した。従来予想の50億円の黒字から一転して最終赤字に転落する。国内や米国など海外市場で、自動車や工作機械向けの軸受け(ベアリング)の販売が低迷する。構造改革費用を70億円積み増すことも利益を押し下げる。
売上高は3%減の8150億円を見込む。従来予想から450億円引き下げた。主要市場で自動車メーカーからの部品発注が弱含んでいるのに加え、下半期に回復を見込んでいた工作機械向けも動きが鈍いという。
同日に発表した24年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比1%増の4139億円、最終損益は21億円の赤字(前年同期は41億円の黒字)だった。
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