ヨドバシホールディングス（HD、東京・新宿）は1日、そごう千葉店（千葉市）の別館だった商業ビルを改装した家電量販店「ヨドバシカメラ」を15日に開業すると発表した。徒歩数分の場所のヨドバシカメラ千葉店から移転する形で営業する。ヨドバシHDがそごう・西武から取得した土地・建物を活用して家電量販店を開くのは初めて。
そごう千葉店の別館にあたる「ジュンヌ」は2023年8月末に閉館していた。ヨドバシの新店はJR千葉駅から徒歩2分の立地で、売り場面積は現在の千葉店の約3倍の1万3000平方メートル。1670台がとめられる駐車場も完備する。千葉店は老朽化が進んでおり、移転して店舗面積を広げることで集客力を高める。
ヨドバシHDは23年、セブン&アイHDからそごう・西武を買収した米ファンドのフォートレス・インベストメント・グループを通じてジュンヌなどそごう・西武の土地・建物を複数取得していた。25年夏以降には西武池袋本店（東京・豊島）の売り場面積の約半分にヨドバシカメラが出店する計画だ。
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