徳島県鳴門市は休館中の市文化会館の耐震改修工事について、大林組など3社の共同企業体(JV)を優先交渉権者に決めた。企業側の提案価格は59億2900万円。市が11月中に開く市議会臨時会で正式に決定する。2025年度中の着工、27年6月の開館を目指す。
市文化会館は老朽化と耐震性能の不足で21年から休館している。鳴門市はコンクリートがむき出しのモダンな外観を維持しつつ、天井や壁などを補強して耐震性を高める。音楽や演劇、式典など多目的に使える1300〜1400席規模の大ホールなどを整備する。
市は今春、公募型プロポーザル方式で提案を募ったが決まらず、9月に事業費の上限を約5億円増額したうえで再度の募集をかけていた。
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