「朝のフレッシュ」シリーズなど加工食品事業は好調だった

伊藤ハム米久ホールディングスが1日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比17%減の62億円だった。食肉事業は国内で高価格帯の牛肉を中心に消費が低迷し、鶏の飼料価格も高止まりし利益が落ち込んだ。4月にハムやソーセージなどを値上げし加工食品事業は増益だったものの、補えなかった。

売上高は4%増の4909億円、営業利益は17%減の88億円だった。加工食品事業ではハムなどの「朝のフレッシュ」シリーズやチルドピザなどの売り上げが伸びた。食肉事業では国内で牛肉と豚肉の販売価格が上昇し、鶏肉の出荷量も増えた。中国向けの羊肉や牛肉は振るわなかった。

25年3月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比3%増の9850億円、純利益は4%減の150億円を見込む。

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