島根原発2号機で進む燃料装荷作業(1日、松江市)

中国電力は3日、島根原子力発電所2号機(松江市)の原子炉に核燃料を入れる作業を完了したと発表した。12月上旬に予定する原子炉起動に向け、10月28日から燃料の装荷を進めていた。

今後は原子炉の圧力容器や格納容器を組み立て、漏洩の有無などを検査する。原子力規制委員会の使用前確認が得られれば、2012年1月以来およそ13年ぶりに原子炉を起動する。営業運転の再開は25年1月上旬を予定する。

島根原発2号機は11年に事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。BWRの再稼働は10月の東北電力女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)に続き、事故後2例目となる見通しだ。

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