純国産生糸(国産繭から製造される生糸)の約6割を生産する日本一の製糸工場「碓氷製糸」(群馬県安中市)は、桐生市の織物事業者と連携して、高級絹織物「御召」を使った作務衣と掛け布団を開発した。温泉旅館やインバウンド向けを視野に入れており、今後、販売を本格化させる。

 「御召」は江戸時代、将軍に愛用されたことから名付けられたという。価格(税込み)は、掛け布団が110万円、作務衣が22万円。桐生市の森秀織物、村田刺繡(ししゅう)所などと共同開発した。(角津栄一)

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