米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループは6日、温泉リゾート「スパリゾートハワイアンズ」(福島県いわき市)を運営する常磐興産への1回目のTOB(株式公開買い付け)が成立したことを明らかにした。
フォートレスが買収目的で設立した会社が同日、関東財務局に提出した書類で明らかにした。フォートレスは2回に分けてTOBを実施し、常磐興産を完全子会社化する計画だ。1回目は期限を1度延長し、5日まで実施した。買い付け予定株式数の下限445万401株(議決権ベースで50.67%)を上回る633万5381株(72.14%)の応募があった。
11月13日〜12月10日に実施する2回目には、建設会社の常磐開発(いわき市)、みずほ銀行など合計で15.99%の株式を保有する大株主が応募する契約を結んでいる。フォートレスは1回目と合わせて約88%を保有することになる。その後、TOBに応募しなかった株主から強制的に株式を買い取る手続きなどを進める。
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