ホンダのことし4月から9月までのグループ全体の決算は、売り上げが前の年の同じ時期より12.4%増えて10兆7976億円、本業のもうけを示す営業利益が6.6%増えて、7426億円となり、いずれもこの時期として過去最高となりました。
円安による利益の押し上げに加えて、アメリカでハイブリッド車などの販売が好調だったことが主な要因です。
一方、中国市場では現地メーカーのEVとの価格競争が激しくなるなか、販売の減少が続いたことなどから最終的な利益は4946億円と19.7%の減少でした。
こうしたことから今年度1年間の業績の見通しについて最終的な利益をこれまでの1兆円から、9500億円に修正しました。
ホンダの青山真二副社長はオンラインの会見で「当初、思い描いていた数字に対しては、少し物足りない状況と考えているが、為替の変動による影響もある。中国を中心とした台数の減少については想定以上にスピードが速いと認めざるをえないが、固定費もかなりのスピードで削減していて、マイナス方向の加速度は落ちてきている」と述べました
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