ヤマハはアフリカで音楽配信サービスを伸ばすAudiomack(オーディオマック、米ニューヨーク州)との協業を発表した。連名で若手アーティストを対象に音楽コンテストを開くなどしてアフリカの音楽文化の保護や発展につなげる。ヤマハブランドの浸透や地域に根ざした楽器の開発など市場開拓にも生かす。
「スポティファイ」「アップルミュージック」などの配信サービスによる音楽鑑賞は世界で根付くが、楽曲の登録に費用がかかる場合が多く「新興市場では楽曲登録が困難なアーティストが存在していた」(ヤマハ)という。オーディオマックは楽曲の初期登録費用を不要とし、アフリカで1億人を超す会員に音楽を提供する。
協業第1弾のコンテストは10月下旬から11月にかけてオンラインで作品を募集し、上位受賞者にヤマハ製品を贈る。ヤマハはこれまでもインドなどで現地の伝統音楽を楽しめる音色や伴奏機能を充実させた電子楽器などを展開し、新興各国への浸透に力を入れている。
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